10代の頃からNITROライダーとして活動してきたEero Ettala。Eeroの歴史はNITROと共に歩んだ歴史でもあります。
2000年代初頭にアマチュア契約を結び、2000年後半から2010年代にかけてはマックダウプロダクションの映像でフューチャーされてきました。
2005-2006
初めてEeroのシグネーチャーがリリースされたのが06年冬モデルです。
1stモデルはオリジナルモールドではなく、当時人気機種であったT2とMisfitをベースにグラフィックを差し替えたものでした。グラフィックは、アメリカで人気のハンバーガーチェーン店をオマージュしたデザインです。そして、このシーズン発売されたスノーボードDVD、マックダヴプロダクションの【Follow Me Around】では、オオトリを務めるという快挙を達成しました。そしてマックダヴプロダクションが終了する【Picture This】、【Double Decade】までパートを取り続けました。
2007-2008
このシーズンから本当の意味でEeroの為のシグネーチャーが完成します。3サイズ展開したこのモデルは、実は3レングスともにウェスト幅、有効エッジが全て一緒サイズでノーズ、テールの長さの違いだけと言うモデルで、基本的には、全て乗り味が一緒というものです。
2008-2009
出演作品:Mackdawg Prodaction【Double Decade】
2009-2010
出演作品:Absinthe Films 【Neverland】
2010-2011
2011-2012
出演作品:NITRO Team Movie【What Goes Up Must Come Down】
2012-2013
出演作品:NITRO Team Movie【Hyped】
このシーズンよりErroと同じくフィンランド出身のプロスノーボーダー・ヘーキ ソーサと共に世界中を旅しながらスノーボーディングする【Cooking With Gas】がスタート。エピソード3では、トヨタビックエアの為に来日したEeroと当時NITROインターナショナルライダーとして活動していた鈴木裕司が突然呼び出されて旭岳でセッションというお話もありました。
2013-2014
2014-2015
出演作品:NITRO Team Movie【The Bad Seeds】
2015-2016
10本目の記念シグネーチャー。初めてオリジナルモールドでリリースした07-08年モデルを基にグラフィックデザインされました。
出演作品:REDBULL 【Ender】
2016-2017
出演作品:NITRO Team Movie【Boom!】
そして、この11本目のボードでEeroの単独シグネーチャーボードのリリースは終了します。そして翌シーズン17-18より新たにEeroとMarcus Kleveland, Sven Thorgren, Torgeier Bergremの北欧出身トップフリースタイラー4名による共同シグネーチャー【BEAST】がリリースされることになります。
NITROの31年歴史において恐らく単独でシグネーチャーモデルをリリースした本数ではEeroはナンバーワンです。そしてこの20年近くトップライダーとして今でもスノーボードを楽しみながらフッテージを残しています。そしてこの混沌とした世界が落ち着くであろう、次のウィンターシーズンも彼の動きを楽しみにしましょう。